９月１１日の礼拝メッセージ「神の奥義であるキリスト」～弱さや困難の中に神の助けがある

９月１１日の峰町キリスト教会、安食弘幸牧師による礼拝メッセージ＆感想です。

○コロサイ人への手紙２章１節～５節
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１：あなたがたとラオデキヤの人たちと、そのほか直接私の顔を見たことのない人
　　たちのためにも、私がどんなに苦労しているか、知ってほしいと思います。
２：それは、この人たちが心に励ましを受け、愛によって結び合わされ、理解をも
　　って豊かな全き確信に達し、神の奥義であるキリストを真に知るようになるた
　　めです。
３：このキリストのうちに、知恵と知識との宝がすべて隠されているのです。
４：私がこう言うのは、だれもまことしやかな議論によって、あなたがたをあやま
　　ちに導くことのないためです。
５：私は、肉体においては離れていても、霊においてはあなたがたといっしょにい
　　て、あなたがたの秩序とキリストに対する堅い信仰とを見て喜んでいます。
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・星野富弘作「私は傷をもっている。でもその傷のところからあなたの優しさが沁みてくる」

人は誰でも、心身ともに傷は受けたくないが、星野さんは、

「その傷こそ神様の恵みを受取る管なのだ」

と言っています。

パウロも大きな傷を持っていた。何か持病を持っていたのです。

「神よ癒やしたまえ」

と祈ったが癒やされなかった。その事を彼は

「私はキリストの力が私を覆うためにむしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう」と言う。

聖書が語るメッセージは、「弱さを持つことは恥ずかしい事ではない。」という。
むしろ、「弱さを通して神の恵みを知る事ができる。」と言っている。
確かに私たちが神さまに出会うのは、自分が弱い、貧しい時です。
パウロはキリストのために奮闘している。全力を挙げて仕えている。
私の顔を知らない人のためにも苦闘している。その人たちのために祈っている。

体は遠くにいても霊においては共にいて祈っている。
私達も遠方の人のために祈っている時、霊は共にあるのです。
パウロはコロサイ教会の良い点を褒めている。

　１．秩序
　　　・・喜んで命令に従う準備が出来ている状態。すぐスタートできる準備が出来ていた。
　２．堅い信仰
　　　・・悪魔のいかなる誘惑にも絶対に乗らない神のみ言葉に立つ不動の信仰

パウロはコロサイ教会のため祈っているが、これはあらゆる教会への祈りです。
祈りの恵みは４つある。

１．心に励ましを受ける

困難な状況に対して確信を勇気を持って立ち向かわせる。誰でも励ましを必要としている。人は
励まされて成長するからです。コロサイ教会に互いに励ましあうことを勧めている。

・ローズマリー・シギンズさん（アメリカコロラド州在住）

この人は３９歳で２人の子供の母です。彼女は生まれつき両足がありません。
仙骨形成不全症という病気です。母の胎内で足が十分生育できなかった。
２５万人に１人という発症率、両親はクリスチャンでした。
この子を愛情一杯に受け止め、愛情を注いで育てた。

「お前がやりたいことがあったら何でもいいからチャレンジしなさい。
　体が不自由だって諦めることはない。何をやっても応援するから」

彼女は、幼い時は自分のハンディを考えなかったが、小学校に入ると周りの子から
いじめられ、友だちがいなかった。学校嫌いだった。
その時、母は一緒に学校に行き、クラス中の子供全てに足のないことで差別されな
いように説得してくれた。

両親の深い愛情に包まれて育ち積極的で明るい少女になった。
１６歳で自動車免許を取り、中古車を買って自分に運転できるように改良した。
機械いじりが好きだった。高校卒業後自動車修理工場で働いた。
コンテストで優秀な修理工になった。２５歳の時取引先の男性を知り合い、結婚した。

子供を望んだが危険すぎるといわれた。でもお母さんは励ましてくれた。帝王切開で
男と女の子が生まれた。夫のデビットさんは、こう言う。

「僕は妻の前向きで何でも挑戦する所が大好きです。だからできる限りサポートします」

息子は１２歳だが

「困難を乗り越え何でも自分でするママを誇りに思っています」

彼女をずっと励ましてくれた母が死んだ。

「今日の私があるのは両親のお陰です。特に母は困難の時に励ましてくれました。
　今も母は私の心の中に生きていて困難の時母の励ましを聞く事ができるのです。」

人を励ますことは、人が困難に立ち向かう勇気を与える力があるのです。
私達も励ましあいましょう。

２．「愛によって結び合わされる」

ヨハネの福音書１３章３４節
「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。あなたがたは互いに愛し合いなさい。
　私があなたがたを愛したように、そのように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」

人と人の関係は色々ある。

１）利害関係
２）義理の関係

しかし愛の関係で結び会いなさい。

・中国の家の教会の老牧師の証し

昨年の冬のこと、一緒に働いている若い伝道者夫婦が、

「大失敗しました」と言ってきた。

彼らの話を聞き、棒で殴られた痛みを感じた。
教会の捧げ物を、管理するのが彼らの仕事でしたが、それを盗まれてしまったのです。
宣教のために捧げられた大金や、老齢の夫人が捧げた家の権利書やカギがありました。
経済的損害は甚大で奉仕にダメージを受ける。しばらく心の中で、

「主よ。どうしたらいいでしょう」と祈った。

小さな主のみ声が聞こえた。

「私の働きは損なわれてもかまいません。失望している若い同労者を慰めるのが第一番です。」

そこで、

「大丈夫です。私たちにとって、大切なのは働きでも財産でもありません。あなた方自身です。」

と言った。

そしてこの問題に主が介入して下さる様に共に祈り合いました。

３日後に、不思議な事が起こりました。彼らが小躍りしながら来て、

「イエス様は祈りに答えてくれました。盗まれたお金は返ってきました。」

彼の話によると盗んだ泥棒が平安がなくて、手紙を添えて返しに来たということです。
こんな話は中国では聞いたことがない。盗まれる方が悪いとさえいわれる国ですから。
正に、鮮やかな神の御業でした。
お互いの愛で結ばれた関係を、この事件で壊さないで済んだのです。
互いに愛し合うという事を私達が受取ったとき、神は失くしたものを回復してくださ
ったのです。

２１世紀を迎えた今、福音宣教は急を要しています。
全世界は、キリストの救いと愛を必要としています。

「互いに愛しあい、一つとされなさい」

という主の命令を、しっかり心に刻みつけて、神の愛を伝える者とされたいです。

３．理解をもって確信に達する

理解とは与えられた状況がどうであっても、第一のものは第一として選択できる能力。

「神の国と神の義を第一にしなさい」

どんな状況にあっても、それを忘れない。そういう心が理解という。

・三浦綾子さんと「氷点」





彼女は、この第一作を書くための時間が足りなかった。
年末の締め切りで、時間を作るために、毎年行っている子供たちのためのクリスマス
パーティを今年だけ休もうと提案した。
するとご主人の三浦光世さんは、

「キリスト様の事を後回しにするような小説なら辞めろ！」

と怒っていった。
綾子さんはハッとした。

皆さん、この時ハッとするかカッとするかで分かれます。
綾子さんは、ご主人からの言葉に「ハッ」としたので、偉大な作家になれたのです。
このハッとするのが理解なのです。

第一ものを第一にして急いでクリスマス会の準備をした。
無事終ってから、急いで小説を書き上げて３１日の消印の着いた応募小説を投函でき
たのです。見事入選して、１０００万円の懸賞金を受け、世にデビューしたのです。

正に、第一のものである神を第一としたことの祝福です。

４．真にキリストを知る

「知る」・・・観察と経験を通して知る。
本を読んだり、人から聞いたりした知り方ではない。
自分の生活の真ん中で、神さまの真実を知るということです。

３節
「このキリストのうちに、知恵と知識との宝がすべて隠されているからです。」

つまり、全ての問題の答えを握っておられるのはイエス様だからです。
イエス様を知りなさい。という事です。

・アポロ１３号の奇跡的生還

人類が始めて宇宙に飛び出したのは、ソ連の宇宙飛行士ガガーリンです。
ボストーク１号で地球を１周して帰ってきた。

「地球は青かった」

宇宙から見た地球は美しかったのです。それは全世界に発信された。
しかし彼はこうも言った。

「宇宙を一生懸命見回してみたら、やはり、神は見当たらなかった。」

この後、アメリカの宇宙開発競争がはじまり、人類を月に送り込んだ。
アポロ１１号、２回目アポロ１３号も、人が月に行ったが、打ち上げ後５５時間経って、
地球から２３３万キロの所で、酸素タンク爆発という事故が起きた。
酸素が作れなくなったら、死を意味する。

ＮＡＳＡが色々な方法を試したが駄目だった。想定外の事故だ。
当時のニクソン大統領は３人の飛行士の殉職声明文を用意していた。もう駄目だ。と思った。

その時３人の飛行士は何をしたか。
幸運なことに彼らは全員クリスチャンだった。
そして１つの聖句に励まされていた。

第一コリント人への手紙１０章１３節
「あなたがたの会った試練はみな人の知らないものではありません。神は真実な方で
　すから、あなた方を耐えることのできないような試練に会わせることはなさいません。
　むしろ、耐えることのできるように、試練とともに脱出の道も備えてくださいます」

彼らは必ず脱出の道がある。
それを見つけようと祈りながら考えた。
あるアイデアがひらめいた。

月に人間を送り込むロケットだったので、小さな月着陸船があったのでそこへ乗り込んだ。
母船はだめなので、着陸船の弱いエネルギーでゆっくり地球に戻ってくることを考えた。
しかし地球の近くに大問題が待っていた。
大気圏突入です。一寸でも角度が違うと、摩擦で燃えるかごみになってしまう。

彼らは、まさに針の穴を通るような、ほんの僅かな確率に賭けながら、見事に帰ってきました。
ソビエトのガガーリンは、見えないからと言って、神様の存在を否定したんです。
しかし、アポロ１３号の飛行士は目に見えなくても、神さまの現実を見ることが出来たのです。
もし彼らが、神の言葉を信じていなかったら。彼らは戻ってこられなかったはずです。
アポロ１３号の船長はジム・ラヴェルさんです。



彼はこう言いました。

「どんなことでも決して諦めてはいけない。神を信じ、神のうちに夢と希望を持ち続けてください。
　神さまは祈りに答えてくださる方だ。」

彼は、はっきりと神様の真実を彼らの経験を通して知る事ができたのです。
パウロは、このようにあなた方もイエス・キリストを知って欲しい。
神様はあなた生活の真ん中で確かに働いてくださるお方だから。
これがパウロの４番目の祈りでありました。
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以上、要約でした。

人生は、長いですから、順調な時ばかりとはかぎりません。むしろ、困難や辛い時の方が
多いかも、しれませんね。そんな時、不満を言うか、神様に感謝するかで、その後の状態
が変わってきます。

自分の様に、インデックス・ファンドを資産運用する人にとって、先週は、世界中の株価
指数が下がって、画面がマイナスの真っ赤っ赤になって、きついなあと思う人が多いと思
います。しかし、そんな時、恐怖にかられて、ファンドを売ってしまってはいけません。
むしろ、下がっている時は、バーゲンセール時なのです。自分もお金があれば、買い増し
したいですが、８月に大きな買いをしてしまったので、今は、じっとして何もしないこと
にしています。毎月の定額積立てを粛々とするだけです。明けない夜はないからです。

病気や、経済的困難で、苦しんでいる方もおられるかと思います。東日本大震災の被災地
東北で、仮設住宅でやっと生きておられる方もいらっしゃいます。先日ＴＶで、仮設住宅
に入っている被災者の方がこう言っていました。

「自分たちは仮設住宅に入れて幸せだ。感謝しています。」と。

苦難の中にあっても、感謝できる人は強いです。

自分の家族は、今年、親父が胆石で３か月間も入院していましたが、親父は痛いとか苦し
いとか言ったことがありませんでした。そして、無事手術も成功し、今は元気になってい
ます。神様は、弱さや困難の中で、働いてくれます。ですから、そういう状態にある時こ
そ、神様に感謝する事が大切です。そして、神様を第一にする生活をしましょうと、今回
のメッセージでは勧めています。

神様を第一にするとは、神様の望んでいることを第一にする事です。
神様の一番望んでいる事ってなんでしょうか？
それは、あなた自身を愛する様に、隣人を愛しなさい。つまり、お互いに愛し合いなさい。
ということです。

また、困難に会ったら、決してあきらめてはいけないと言っています。
神を信じてあきらめなければ、神様は脱出の道を必ず用意してくれているからです。
日本は、ここ１０年あまり、毎年、自殺者が３００００人を超えています。
先進国では、この数字は異常だそうです。日露戦争の戦没者が８８０００人なので、
日本は戦争はありませんが、３年に一度、日露戦争をやっている様なものなのだそうです。
（以下の本によると）



うつ病や経済的困難から、自殺してしまう人が多い様です。それは、同調圧力のある人間
関係や、借金している人を助ける法整備がなされていない等の問題もあるのですが、一人
一人の人が、イエス・キリストのこのメッセージを知らないために、困難に直面した歳に、
もう自分はダメだとあきらめてしまう人が多いからではないでしょうか。

困難や病気などの弱さに直面した時こそ、神様、イエス・キリストに祈って、感謝してみ
てください。神様は、謙遜で、弱い所にこそ働いてくれるからです。

四方八方塞がりでも、天は常に空いているのです。

キリスト教では、神様からいただいた大切な命を自ら断つことは禁じられています。
生き恥をさらすなら、死んだ方がマシという、間違った考え方に支配されている日本人の
方が多いのです。

そのことを多くの日本人が知れば、自殺者も減るのではないでしょうか。

ですから、自分は、ＫＹ（空気読めない）と言われようとも、キリスト教のメッセージを
このブログで書き続けたいと思います！

Ｐ．Ｓ．お金が無いので、経済的に助けて下さいと思っていたら、今日は実印が２本も売れました！
　　　　神様に感謝です！！