１月９日インデックス投資ナイトが開催、投信ブロガーが選ぶ！ Fund of the Year 2010が発表されました！

以前にも書きましたが、去る１月９日（日）にお台場で、
第３回インデックス投資ナイトが開催されました。

現地の様子については、水瀬ケンイチさんの運営する以下
のブログに詳細に記載されておりますので、そちらを見て
いただきたいと思います。
（水瀬さんお疲れ様でした＆ありがとうございました。）

「梅屋敷商店街のランダムウォーカー」
第3回インデックス投資ナイト体験記 その1
第3回インデックス投資ナイト体験記 その2
第3回インデックス投資ナイト体験記 その3
第3回インデックス投資ナイト体験記 その4
第3回インデックス投資ナイト体験記 その5

今回、自分は起業したばかりという理由と、１０日（月）が休み
であることを忘れており（次の日休みなら参加すればよかった）、
インターネットでの観戦（他のブログを拝見）でした。

＜出演者の方は以下の方々＞

・山崎元 さん（経済評論家　楽天証券経済研究所客員研究員）

競馬もたしなむ経済評論家。今年も他のパネラーの方とのバトルが楽しみ。

・カン・チュンド さん（晋陽FPオフィス代表 インデックス投資アドバイザー）

自分の資産運用の師匠。インデックス投資の伝道師。

・内藤忍 さん（マネックス・ユニバーシティ 社長）

証券会社にいながらインデックス投資を勧める、みんなのまとめ・調整役。
マネックス「投信積み立てクラブ」応援団長。

・竹川美奈子 さん（ファイナンシャルジャーナリスト）

「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ」を六本木で開催している
インデックス投資仲間のつなぎ役。

・朝倉智也 さん（モーニングスター 代表取締役COO）

投資信託を格付けするモーニングスター代表の方。

・司会：イーノ・ジュンイチ さん（投資信託のブログ｜ファンドの海 ブロガー）

このブログでもポートフォリオメグラフメーカー使わせて頂いています。

水瀬さんのレポートによると、第３回となる今年は、男性比率が
多かった（女性が少ない）そうで、新規参入者が少なかったとのこと。

レポート読ませて頂きましたが、

------------------------------------------------------------
カンさん
「自分の中に他社の視点を入れるのは大切。カブドットコム証券なら
「今月積み立てしましたね」とメールで教えてくれる。これがすごく
大切なサービス。できれば、マネックス証券さん、楽天証券さん、
SBI証券さんもやってほしい」

内藤さん
「松本に言っておきます」
※松本＝松本大（マネックス証券社長さん）のことです。

竹川さん
「個人的には、年に1回リバランスメールを送ってもらえるといいと思う」

内藤さん
「松本に言っておきます」
-------------------------------------------------------------

という、ＦＰ（ファイナンシャル・プランナー）からの要望に、
事務的に答える内藤さんが面白かったです。

こういう草の根的な手作りイベントは続けてほしいと思います。
でも、一外野（遠く地方でブログを通じて参加）の立場から、意見を一言
言わせていただくと、なぜ、これだけのイベントをインターネット動画や
ＴＶで放送しないのか？ということです。

女性の参加者が少なかった理由も、そんな所にあるのではないでしょうか。
インデックス投資が、ネットでこれだけ盛り上がっていても、今一つ一般
の人に浸透していかないのは、池上彰さんのように、だれもがタダで見れる
ＴＶというメディアを使って宣伝されていないのに理由があると思います。

例えば、ＴＶ東京のニュース・モーニングサテライトや、
ワールド・ビジネス・サテライト等で、（勝間和代さんの
デキ・ビジでもいいです。）初心者投資家向けのインデックス
投資コーナーの様なものが作られ、日替わりで、
月曜は、内藤忍さん
火曜は、カン・チュンドさん
水曜は、竹川美奈子さん
木曜は、山崎元さん
…
というように、オススメのインデックス投資法を教えるコーナー
の様なものができれば、インデックス投資の敷居がもう少し低く
なると思うのですが。

ただ、ＴＶとなると、スポンサーの問題があります。
上記、ＷＢＳでは、以下のＣＭで有名な、
外為オンライン（ＦＸ会社）さんや日本経済新聞社さん

個人的には、このＣＭ好きです。ＦＸって本当にあなたの為？
って問いかけてるところが。

ＮＭＳでは、ＳＭＢＣフレンド証券さんがスポンサーになってい
ますので、積極的に利益率の少ないインデックス・ファンドや、
ＥＴＦを宣伝しづらいのだと思います。

でも、あの大手証券会社「野村証券さん」も昨年やっと、

野村インデックスファンド（Funds-i）を立ち上げられたほか、

日経マネー２月号でも海外ＥＴＦの魅力という付録に大々的に
ＥＴＦの広告を出されている様に、
ＴＶ番組のスポンサーになって、ＥＴＦやインデックス・ファンド
をＴＶで大々的に宣伝しては、いかがでしょうか？

お茶の間にスーッとインデックス投資の情報が流れる様になったら、
インデックス投資がもっと伝わると思うんだけどなあ。

また、投信ブロガーが選ぶ！ Fund of the Year 2010が発表され、
自分も資産運用始めてからずっと積み立て投資している

ＳＴＡＭグローバル株式インデックス・オープン
が２００８年以来の１位に返り咲きました。

この賞、証券会社の売り上げとかのランキングではなく、消費者
である個人投資家の立場にたって選ばれています。

自分も昨年夏に大きくこのファンドの値段が下がっていた時
にリバランスの為にスポット買いをしたので、先進国株式の
インデックス（ＭＳＣＩコクサイインデックス）が上昇して
きている現在、本当にお世話になったインデックスファンドです。

自分は、投信ブロガーの権利が無かったので、投票はできま
せんでしたが、昨年７月に行われた信託報酬の引き下げや、
現在の純資産残高を含め１位を上げたいと思います。

このファンド、竹川美奈子さんの書いた以下の本に



誕生秘話が書いてありますが、２００７年に発行されたこの本
の旧版を見た、ＳＢＩファンドバンクの方が、住信アセットマ
ネジメントの担当者に

「この表に載っている商品よりも、
もっと低コストのインデックスファンドが作れないだろうか」

と相談して、ＳＴＡＭインデックスシリーズが生まれたとの事。
まさに消費者である個人投資家や、良心的なＦＰの方の要望に
よって、新しい商品を企画する運用会社もでてきている様に、
（eMAXISシリーズを運用する三菱ＵＦＪ投信）個人インデックス
投資家の影響を無視できなくなっている証券会社や運用会社の方
にご提案です。

ＴＶや、インターネット動画でのこういうイベントの配信を考えて
みてはいかがでしょうか。２０１１年は、そんな改革が起こる年
になってほしいものです。

さて、インデックス投資を学ぶバイブルとして今回のパネラーの方
の本以外に以下の２大書籍があるのですが、





分厚い訳本なので、自分もまだ完読できておりません。
ただ、昨年末に、上記２冊の著者２人が、共著で以下のような書籍を出されました。



この本は、薄くて、文字密度も低いので、初心者でも読みやすそうです。
バートン・マルキール氏とチャールズ・エリス氏の２大巨匠の本が
１冊で楽しめるおすすめの１冊だと思います。自分もこれから読みます。